地域ガバナンス研究会

分野別研究会の趣旨

 我が国の地域社会における統治過程については、従来からも様々な研究が行われ、実証的にも理論的にも多くの研究蓄積があるが、それらは基本的にガバメント中心の議論であって、近年注目されつつある多様なアクターによる政策過程を前提としたガバナンス論の展開については、一部で取組みが進み始めた段階にある。
本研究会は、こうした新しいガバナンスの視点を持って、地域社会における統治過程の検討を行うことを目的としている。そこでは、従来の地方制度で予定されているガバメントの機能に限定することなく、多様なアクターが参加し、ネットワーク的に機能する新しいガバナンスの解析を目指すこととしたい。具体的には、市民、市民活動組織、各種地域団体、事業者・企業、政治行政の多様なアクターの相互関係を、フィールドを定めて、実証的に分析し、地域ガバナンスのモデルを構築していくこととしたい。

主要分野・関連分野

主要分野
155 地域政治
関連分野
160 行政学、163 地方自治、164 公共政策、165 都市行政

主要な活動実績(過去2年)

同志社大学を中心に定期的に研究会を開催し、メタガバナンス論など、ローカル・ガバナンス論に関する最新の理論動向について情報を共有するとともに、意見交換を行った。その成果の一部は、新川および風間の論文として公刊されている。また、京都府の和束町や亀岡市をフィールドとして、ローカル・ガバナンスの形成および機能に関する実証的な研究を行い、参加した大学院生による博士論文および風間の論文として結実した。
その他特記事項無し。

責任者連絡先

風間 規男
E-mail:nkazama*mail.doshisha.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)

新規参加手続き

  1. 新規参加希望者は、上記連絡先に参加希望の旨をご連絡ください。
  2. 責任者の承認を経て、研究会の開催に関してご連絡を申し上げます。
  3. 1か月以内に連絡がない場合には、再度、上記連絡先にご連絡ください。