分野別研究会の趣旨
本研究会は、現代政治学に関する関連諸分野を専攻する若手研究者による知的交流の場として、研究活動を行うことを主たる目的としている。とりわけ、現代政治学の一分野としての比較政治学は、理論研究をはじめ、世界各国、世界各地域の事例研究をも包含しており、多岐にわたる研究テーマ、研究対象、研究方法を対象としている。そのため、ときには、研究者同士の共通の理解がなかなか形成されない場面がみられることもある。本研究会では、研究会活動を通じて、研究者同士の共通の理解の形成はもちろん、研究者間の相互作用により、新たな共通の理解、共通の概念や分析枠組み、理論などを構築していくことを目指すこととする。
主要分野・関連分野
- 主要分野
- 130 比較政治・地域研究
- 関連分野
- 171 政治理論、180 政治制度論、183 政党論、188 政治体制論、190 政治社会論
主要な活動実績(過去2年)
本研究会では2018年より、「ポスト・グローバル化と国家の関係」をテーマとする共同研究に取り組んでおり、最終的には共著の刊行を目指している。過去2年間に研究会や他学会での研究報告を行いながら、共著の原稿執筆を進めた。共著は2021年度中に『ポスト・グローバル化と国家』と『グローバル化とポスト・グローバル化』の2冊を刊行する予定である。各章の内容は、「ポスト・グローバル化と国家機能の変容」、「ポスト・グローバル化と国家建設」、「インターネットをめぐる環境の変化と民主主義の後退」、「WHO・IHR体制における感染症対策としての往来制限」など、多岐にわたっている。
責任者連絡先
小松 志朗(山梨大学)
E-mail:komatsus*yamanashi.ac.jp(*を@に置き換えて下さい)
新規参加手続き
本研究会に関心のある方は、小松 志朗(山梨大学)komatsus*yamanashi.ac.jpと荒井 祐介(日本大学)arai.yusuke*nihon-u.ac.jpまで、参加希望の旨を明記した電子メールをお送り下さい。(*を@に置き換えて下さい)