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年報政治学

『年報政治学』2019年度第II号特集論文公募のお知らせ

2019年度第II号年報委員長 宇野 重規
査読委員会委員長 名取 良太

 2019年度第II号(2019年12月刊行予定)のテーマは「成熟社会の民主政治」です。「成熟社会」という言葉は、しばしば「成長社会」と対比され、経済成長による量的拡大だけでなく、精神的豊かさや生活の質を重視する社会を指すものとして使われます。本特集では、この言葉の意味を広げ、アンソニー・ギデンズらのいう「再帰的近代」を含め、近代社会が大きく変容し、新たな局面に入りつつあることを意味するものとして捉えます。このような新たな局面において、民主政治もまた変化するのでしょうか。

 一例をあげれば、現代日本において少子高齢化が進んでいますが、将来世代との関わりにおいて、民主政治にはいかなる課題に直面しているのでしょうか。「過去と未来の世代とのパートナーシップ」(エドマンド・バーク)と言われますが、民主政治では現役世代の利害のみが強調されがちです。幅広い世代を代表する、新たな時間軸を持った民主政治を構想するために何が必要なのでしょうか。政治学の幅広い分野からの意欲的な投稿をお待ちしています。

 原稿の締め切りは 2019年3月20日(消印有効)とします。投稿原稿は学会ホームページ(http://www.jpsa-web.org/)に掲載されている投稿規程に則り、メールおよび郵送にて査読委員会宛にご送付ください。

『年報政治学』2019年度第I号特集論文公募のお知らせ

2019年度第I号年報委員長 遠藤 乾
査読委員会委員長 名取 良太

 2019年度第I号(2019年6月刊行予定)のテーマは「主権はいま」です。古風とお思いでしょうが、このテーマは依然政治学にとって重要なものと考えています。

 歴史上幾度も死亡宣告を受けた主権(概念)は、ふだんは静かにしているし、憲法や法の支配の観念のもとで抑制されています。けれども、近年先進国においてはポピュリズムと結び、統合やグローバル化に背を向け、ますます元気に生きています。むしろ、統合やグローバル化をエネルギー源とし、そこから推進力を得ているかのようです。この主権の顕在化が、そこに生きる人々の自由や平等にどう影響を与えるのか、まだ見極めが必要です。

 他方、新興国や途上国では、主権は前提とされ続け、未完のプロジェクトとして生命力を保っています。その脇で、アメリカ一極支配の退潮と同国の内向き志向は、破壊的な介入の忌避にもつながりましたが、そのまま人道的介入論の後退をも招き、地域によっては主権の枠のもとで劣化する人権状況を放置する傾きにあります。

 本号では、そうした現況を頭におきながら、各地におけるこんにちまでの主権(論)の展開を押さえ、様々な価値との関係のなかで、政治学の知見を総動員して、主権の在り方について考察しなおしてゆきたいと考えており、意欲的な投稿を待ち望んでおります。

 原稿の締切りは 2018年10月20日(消印有効)とします。投稿原稿は学会ホームページ(http://www.jpsa-web.org/)に掲載されている投稿規程に則り、メールおよび郵送にて、査読委員会宛にご送付ください。

『年報政治学』2018年度第II号特集論文公募のお知らせ

2018年度第II号年報委員長 大西 裕
査読委員会委員長 名取 良太

 2018年度 第II号(2018年12月刊行予定) のテーマは「選挙ガバナンス(仮題)」です。
 選挙制度は民主主義社会における最も重要な制度の一つであり、制度そのものが選挙結果などに与える効果について既に多くの研究がなされていますが、その選挙を運営する選挙管理制度や選挙権拡大、投票環境の改善などの選挙ガバナンスの研究は国際的にも本格化したところで、実務的にも改革がなされるなど関心が高まっています。選挙研究、比較政治学にとどまらず、歴史、政治理論も含む多様な分野からの意欲的な投稿をお待ちしています。

 原稿の締め切りは 2018年3月20日(消印有効) とします。投稿原稿は学会ホームページ(http://www.jpsa-web.org/)に掲載されている投稿規定に則り、メールおよび郵送にて、査読委員会宛にご送付ください。

年報の電子アーカイヴ化と一般公開  (2009.12)

 株式会社 岩波書店を発行者とする本会学会誌『日本政治學會年報政治學』(1950年~1952年)および『年報政治学』(1953年~2004年)が,独立行政法人 科学技術振興機構(JST)が運用するJournal@rchiveに登載され,一般公開されました。ぜひ研究にご活用下さい。
 なお,この電子アーカイヴ化と一般公開については,株式会社 岩波書店の許可を得て行っております。また,著作権者の承諾を得られた論稿に関してのみの公開となっております。
 本件に関するお問い合わせは,学会事務局(jpsa-office●list.waseda.jp[メール送付の際に●を@に変えてご使用ください])までお願いいたします。

『年報政治学』論文投稿規程・『年報政治学』の著作権に関する規程・査読委員会規程について

 日本政治学会の機関誌『年報政治学』では、政治学諸分野のすぐれた研究論文を公募しています。投稿論文の掲載の可否は、査読委員会によって決定されます。年報各号の独立論文、特集論文の公募のお知らせは、日本政治学会会報(The JPSA News)に掲載されています。投稿申込書と論文原稿は、以下の規程にのっとり、メールおよび郵送にて下記の送付先にお送りください。特集論文に応募される場合はその旨を記してください。

 投稿される論文は未発表のものに限ります。なお、規程による分量を超過している論文、当該年度の会費を納入済みでない会員の論文、また「拙稿」の表現や謝辞等によって投稿者・関係者が特定されうる論文は、受理できない場合がありますので、投稿前に必ず論文投稿規程をご確認ください。会員各位からの積極的なご投稿をお待ちしております。

原稿送付先: 名取 良太
t000033●kansai-u.ac.jp (左記の●を@に変えてください)
〒569-1095 大阪府高槻市霊山寺町2-1-1
関西大学総合情報学部 「名取良太研究室」内
日本政治学会査読委員会